スギ苔の育て方
スギ苔の育て方
庭の世界で「苔」と言うと、スギ苔です。
それは、京都の庭で美しいスギ苔が雑誌やテレビなどに紹介されたからでしょう。
スギ苔
苔全般に言える事ですが、苔には湿度が非常に大切で90%くらいあれば良い状態です。
森の中には、樹木の呼吸で湿度がかなりあります。
スギ苔は、湿度も必要ですが光も必要な苔なので、出来れば関東では、自動潅水があれば良いです。(広い面積の場合)
スナゴケ、ハイコケと違ってスギ苔は湿度を保つのが上手ではない苔なので、すぐに葉が閉じて苔全体が赤く見えます。
他の苔と違ってスギ苔は水をやれば、やる程伸びます。
背が高く芽数が少ないと倒れてしまって赤くなります。
湿度の高いところであれば、次から次へと芽がでてくるので、伸びても倒れたりはしません。
新潟では、湿度が高く、芽数が多いので30cm位まで伸びても倒れません。
半日陰位までは、良いけれども日陰では、段々芽数が少なくなり、悪くなります。
苔の生育で大切な事
苔の生育で大切な事は、湿度と湿度と光のバランスであるけれども、一番重要なことは湿度です。
全日照の場所でも、湿度が十分にある場所であれば、スギゴケ、ハネヒツジゴケ、コセイタカ、スナゴケ、半日陰とされるハイゴケ、フデゴケが一緒に生育している状態です。
<関東でスギ苔を育てるには>
・種から育てること。
・種もスナゴケかハイゴケを混ぜたものを播き込む。
・ケース栽培の物を使用する。
(畑で育てて、すきとった物は、根が切られ、次に出る芽もなくなる)
張る前に下地材にスギゴケの種を播いてからその上から張ります。
(ケース栽培の苔を張る前に苔の種を播くと、1年後に出てきます。関東にお勧めのやり方です。)
関東は、乾燥が激しい為、新芽が出にくいので、半年から1年の間に種を播きます。
(次の芽が出ないということは、今現在の親株が駄目になると、全て駄目になるということです。)